かみ合わせは非常に大切です
噛み合わせは、1日に15,000回の上下歯牙の接触によって、Meridian system(歯牙と全身をつなぐ自律神経反射)が活性化しています。
噛み合わせの高さが低くなり、顎の関節が圧縮されると、それによって血液循環が滞り、脳内に毒素の堆積を許してしまいます。わずか1mmの咬合高径の低下で脳への血液供給が50%に低下するという報告もあります。
このようにかみ合わせは、全身の健康に深く関与しています。
かみ合わせが原因かも知れません
頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、顎の痛み、腰痛、歯ぎしり、顎関節を訴える方は多いと思います。
その原因がもしかしたら噛み合わせにあるかも知れないのです。噛み合わせが悪いと身体全体にも影響が出てくる可能性が高いのです。
虫歯治療、審美治療、インプラント治療と現代の歯科治療の進歩は目覚ましいものがあります。しかし、噛み合わせの治療をしっかりしておかないと上記に挙げたような症状が起きたり、歯がすぐダメになったりしてしまうのです。噛み合わせ治療は歯の基礎を作る治療であり、全身の健康に大きく作用します。家を建てるときの土台作りと一緒でしっかり行う必要がある治療なのです。
思い当たる項目はありませんか?
- 歯ぎしりをする癖がある。
- 顎を強く咬みしめることがよくある。
- 普段、姿勢があまりよくない。
- 口腔内に不快感がある。
- 歯科治療後、不調が続いている。
- 口が開けにくい(閉じにくい)。
- 口を開けると音がする。
- 仰向けではなくいつも右もしくは左の一方を下にして寝ている。
- 頬杖をつく。
- 普段食事以外で上下の歯が接触している。
咬み合わせが悪いと、口腔内の違和感だけにとどまらず関節や筋肉にも影響を及ぼし、頭痛や肩こり、内臓疾患を引き起こす原因にもなります。
また咬み合わせ治療は、ミクロン単位の大変微妙な調整が必要になるため、咬み合せ治療の経験や実績が豊富な歯科医師と状況を確認しながら慎重に進めていくことが求められます。
当院では、咬み合わせが原因の体調不良なのかどうかを確認し、状況を改善する的確な咬み合せ治療を行いますので、まず一度ご相談ください。
噛み合わせ治療にデプログラマー
顎の関節や筋肉と相性の悪い噛み合わせは、多くの人が無心になって行う作業において、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
このような人は、「硬い」食べ物(ニンジン、ベーグル、ナッツ、ガムなど)を噛むことが難しく、自分の噛み合わせを見つけることができず、顔に痛みを感じ、歯の摩耗が激しくなり、頻繁に歯科治療が必要になることがあります。
噛み合わせを改善することで、これらの問題のすべてとは言わないまでも、多くの問題を解決することができますデプログラマー(Deprogrammer)は、このような咬合治療を行う際に有用なツールです。
デプログラマーとは
デプログラマーは取り外し可能なプラスチック製の装置で、硬口蓋を覆い、下中切歯と前歯部咬合面との間に1点の接触を作り出します。
咬合の安定性を評価するために使用されるデプログラマーは、患者の最適な顎の位置を見つけます。
そしてこのデプログラマーは、歯のかみ合わせを防ぐため、患者の下あごが徐々にリラックスし、歯に対して理想的な位置に落ち着くようにします。
患者はデプログラマーを1週間から1ヶ月間装着することで、古い筋肉の記憶が消去されるのに十分な時間が経過します。