GBTプロトコール
歯周病治療こそ、健康長寿にとって必要不可欠です
当院では、スイスのGBT(Guided Biofilm Therapy)という歯周病治療を基本コンセプトで行なっています。
このGBTは、エアフロー、ペリオフロー、ピエゾン技術を用いた、プロによる歯面清掃のバイオフィルム除去ソリューションであり、科学的エビデンスに基づいてEMSが提唱しています。
口腔内のバイオフィルムが疫学的な主因となり、歯周病や齲蝕、インプラント周囲の炎症を引き起こします。歯周病がリスクを高める全身性疾患は、循環器や呼吸器系疾患、関節炎や糖尿病などです。一般的な口腔衛生に臨床家による処置を組合わせることで、バイオフィルムを抑制し、口腔および全身の健康管理を実現させることが可能になります。また、歯周病治療は歯を守るためだけでなく、成人病、生活習慣病の予防のためにも必要です。
なお当院の歯科衛生士は、スイスデンタルアカデミー認定衛生士ですので、より質の高い歯周病予防・治療が可能です。
EMUNDOレーザー歯周治療
従来の歯周病治療に満足できない方に
EMUNDO(エムンド)レーザー歯周治療とは、細菌を劇的に減らすことを可能にした最新式の歯周レーザー治療です。すでにヨーロッパにおいては、科学的に認められた、細菌をコントロールできる本物の治療方法です。そして治療だけではなく最高の予防にもなります。
今は特に困っていないと思うのでしたら、今後も従来の歯周治療を続けてください。先のことは、今は想像つかないと思うのでしたら、今まで通りの予防をしてください。それは、最低限必要不可欠なことです。
この最新式レーザー治療は千葉県内でもまだ、当医院しかございません。東京都内でもわずか5医院ほどしか行っておりません。
私はこのレーザー歯周治療こそが「あなたの歯を守ることができる本当に価値のある治療である」と考えています。
質の高い環境に身を投じ、本当に安全、安心な歯周治療と予防を体感してみてください。
EEMUNDOレーザー歯周治療プログラム
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根管治療
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歯周病治療
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小帯切除術・歯ぐき切開
歯垢や歯石だけを溶かす
ペリソルブ
ペリソルブの認定書
ペリソルブは、スウェーデンで開発された画期的な虫歯治療法カリソルブを進化させた、歯周治療用薬剤です。
ペリソルブは、歯科用の材料として安全性が確認されている次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸を使用した薬剤です。歯周病の原因である歯垢(プラーク、バイオフィルム)や歯石だけに作用し、溶解することのできるカリソルブは、歯肉を傷つけることない歯周治療が可能です。治りが早く、腫れも引きやすい治療法です。
また、刺激・副作用のある抗生物質を使用しないので、安心・安全に治療を行うことができます。
細菌リスクを最小限に
通常の歯周病治療では、細菌の塊である歯石が口腔内に飛散してしまいます。出血している歯肉から雑菌が血管に侵入し、全身疾患に繋がったり、細菌を吸い込むことで誤嚥性肺炎の発症の原因となるリスクも伴います。
ペリソルブは細菌を殺菌してから除去するので、治療中の口腔内を清潔に保ち、細菌の体内への侵入リスクを最小限に回避し、健康な歯と歯肉を守ることができます。
※ペリソルブは自費治療になりますので、金額などの詳細はクリニックにお問い合わせください。
歯周病とは
プラークはバイ菌のかたまり。これが虫歯や歯周病の原因です。
- 歯周病菌
- 歯と歯ぐきの境目にできた歯周ポケットとよばれる深いすき間が生息場所。
この菌は血液が大好物で、炎症によって歯ぐきから出血すると、それを栄養にさらに増殖します。暗いところでじわじわ仲間を増やす陰湿で陰険なタイプ。 - むし歯菌
- ストレプトコッカス・ミュータンス菌と呼ばれるばい菌がむし歯菌。舌の上や唾液の中など、口のどこにでも存在します。何度も取り除いても、こりずに歯の表面にくっつくしつこくめげないタイプ。
- 歯石とは?
- 歯石は、プラークに唾液中のカルシウム塩が沈着してできたもので、歯周ポケットの入り口をふさいで、中でばい菌を繁殖させたりします。また、歯石の表面はザラザラしているため、プラークがつきやすく、歯の病気をさらに進行させる原因にもなります。>
歯周病と全身の病気との関係
歯周病が、全身のさまざまな病気と深く関係していることをご存知ですか?
例えば、歯周病の患者さまは脳梗塞や心筋梗塞などの循環系の障害になる確率が3~4倍、早産・低体重児出産は約3~7倍と危険性が高まり、その他には糖尿病や誤嚥(ごえん)性肺炎など多数の病気と関連しています。口の中の歯周病程度と軽く考えがちですが、糖尿病や心筋梗塞などは自覚症状が無いため、歯周病であると診断された人の中には、もうすでに様々な全身の病気の危険にさらされているかもしれません。
歯周病が進行すると歯周ポケットは深くなっていきます。これに伴い、歯周病原菌の数も増えていき、さらには生体内に侵入した細菌を排除するために白血球が歯周ポケット内へ大量に集積し、免疫・炎症反応が引き起こされます。その際に作り出されるされるサイトカイン(抗原が感作リンパ球に結合した時に、このリンパ球から分泌される特殊なたんぱく質)などの物質や歯周病原菌が血液中に入り込み、血行に乗って全身へ移行し、さまざまな疾患と関連していくのです。
なお、認知症に関しても歯周病菌(ジンジバリス菌)が体内に侵入し、認知症の原因物質を脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みが解明されました。また、認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ」などの異常たんぱく質が長年少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされています。このことから認知症・アルツハイマー病は歯周病が原因となりますので、歯周病予防、治療が必要です。
歯周病はこうして歯が失われていきます。
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進行度 1
- 軽度歯周炎:危険度★★
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軽度の歯周炎は歯茎が少し赤みを帯び腫れた状態になります。歯と歯ぐきの間に歯周ポケットができ、歯石がつきやすくなる。軽度歯周炎の場合の目安は歯周ポケットが3~4mm程度と言われています。
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進行度 2
- 中度歯周炎:危険度★★★
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中程度の歯周炎になると、口臭がおこり、歯茎が化膿します。歯ぐきがやせて、歯が少し長くなったように見えます。ブラッシングをした際に膿が出ることもあります。歯周ポケットは4~5mm程度です。
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進行度 3
- 重度歯周炎:危険度★★★★★
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重度の歯周炎になると、歯がグラグラして、歯と接している歯茎がさらに腫れ、化膿が進みます。歯と歯の間が広がり、歯ぐきが縮み、歯槽骨がかなり溶け出し、歯がかなり長く見えます。ここまで進行すると抜歯になる可能性が高くなります。
当院では、スウェーデン式歯周治療を軸に生物学に基づいた治療により、お口の健康を回復、維持することをコンセプトとしています。
歯周病検査の内容
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- パノラマレントゲン
- 全顎撮影デンタル14枚法
- 歯周ポケットの深さを測るプロービング